こんにちは!恐妻投資家すこんぶです。
すこんぶ厳選の株主優待を紹介するこのコーナー。第三回目は、国内海運2位の商船三井さん(証券コード:9104)です!
9月末権利確定分として、11月28日に届いたばかりのホヤホヤ優待です!(?)
詳しくは後述しますが、商船三井は個人投資家なら誰もが憧れる有名な銘柄です!
ひと頃は株価が9,000円~11,000円ほどもあり、株主優待が欲しくてもなかなか手を出しにくい銘柄でした。しかし今年の3月末を基準日とし、1株を3株に分割しました(これを株式分割といいます)。
一株あたりの株価・配当金は3分の一になった(※)一方で、株主優待の権利はこれまで同様に1単元(100株)で得られます。
※ちなみに株式分割をしても、株の価値自体は本質的には変わりません。
つまり、従来必要だった資金の3分の一にあたる、30万~35万円程度で株主優待をゲットできることになります。個人投資家にとっては歓迎すべき出来事でした♪
豪華二本立て! クルーズ船割引券とフェリークーポン
まず、商船三井について簡単にご紹介です。
“商船”と名の付くように、同社は鉄鋼、石炭、木材チップ、自動車などを運ぶ専用船や、原油タンカー、液化天然ガスを運ぶLNG船、そして荷物を運ぶコンテナ船など、様々な船舶でモノを運んでいます。そして今回の株主優待を利用できる、フェリー運航や客船事業も展開しています。
日本郵船、川崎汽船と並び、日本三大海運会社のひとつです。
そんな商船三井の株主優待は、クルーズ船の割引券と、フェリーサービス共通クーポンからなります。
以下は、1単元(100株)保有するともらえる優待ですが、保有株式数に応じて枚数が増加します。
①客船「にっぽん丸」クルーズ優待券×2枚 ※年2回(3月・9月権利確定分)もらえます
※①は1枚で1名1クルーズにつき10%割引、最大2枚(20%割引)まで利用可。ただし、30日以上のクルーズは1枚で3%割引(2枚で6%割引)
②フェリーサービス共通クーポン券(5,000円分)×1枚 ※こちらは年1回(9月権利確定分)です
にっぽん丸のクルーズはどんなに安くても10万円程度の料金がかかるものですので、①の優待券のみで万単位の価値がある株主優待ということに…。ヤヴァイですね!
クルーズ船もフェリーも、とても優雅なイメージがあって憧れますよね…。
すこんぶも、今後の人生でなるべくたくさん楽しみたい世界です。
碧い海が、待っている!!
すこんぶはいざ海に還り、こんぶにならん!(意味不明)
では、優待券の写真を見てみましょう。案内状も含めたセットがこちらになります!
豪華モリモリです!
ちなみに、左上の案内状に記載の「にっぽん丸クルーズご優待送付枚数」には誤りがあったそうなので、商船三井のコーポレートサイトにて訂正されていました。こちらにも上げておきますね。
にっぽん丸のクルーズスケジュール
①にっぽん丸クルーズの案内状には、直近のスケジュールも記載してありました。色んなツアーがあってわくわくしますね!
すこんぶ家では、もちろん割引券1枚を 怖い奥さん に献上し、夫婦でクルーズを楽しんでまいります。
たとえば、一段目に記載の~奄美・徳之島・屋久島~ツアーの最安旅行代金(一人あたり324,000円)を選択したとすると、10%割引の優待券が2枚ありますので、32,400×2=64,800円分の割引になります。(次の項目の利回り計算では、この割引額をつかってみます)
行く前から、すごく得した気分です! 旅行後は、クルーズ船レポートを当ブログにて公開いたします♪
気になる利回りは?
株価は、このブログを書いている11月28日(月)の終値(3,245円)をもとにしました。
株主優待①は年2回もらえますので、株式を1年間保有していると仮定した利回りを計算します。
・優待獲得に必要な資金:324,500円(1単元=100株分)
優待利回り={64,800円(優待券①)×年2回+5,000円(優待券②)×年1回}÷324,500円(購入資金)×100(%)
=41.48%
この時点で、太っ腹具合がヤヴァイです。
配当金(1株あたり550円※税引前)を含めた総合利回りを計算すると、
総合利回り={134,600円(優待相当額)+55,000円(配当金)}÷324,500円(購入資金)×100(%)
=58.43%
太っ腹すぎて、狂喜乱舞します!笑
株を2年間保有し、株主優待を全部使えば、投資した30万円強の元が取れてしまう計算です!
商船三井は株主優待も手厚いですが、配当金も”超”がつくほどたくさん出る銘柄なのです。国内株でも屈指の高利回りで、配当利回りは17%前後もあります。
“超”高配当も魅力だが…
なぜこんなにたくさんの配当金が出るのか。ざっくり説明いたしますと、新型コロナウイルスの影響で国をまたいだ人流は制限されましたが、一方で物流は大変な活況でした。
その状況下でコンテナ船運賃がかつてないほどの高騰を続け、円安効果も相まって海運業界は業績絶好調です(商船三井だけでなく、日本郵船、川崎汽船なども超高配当となっています)。
各社には配当性向という、その期の純利益からどれくらいの配当金を株主に支払うかパーセンテージで表した指標がありますが、業績が好調すぎた結果、配当性向に基づく配当金の額がドンと増加したわけです。
ただし、良いことばかりではありません。海運市況が悪化すると、配当金が急減したり株価が急落する可能性が大いにあります。今期は空前の好業績でしたが、来期(2024年3月期)はコンテナ船運賃の正常化・需要の平準化などを見込み、経常利益が前期比約70%減少すると見られています。
そうなりますと、配当金については、今期よりも大幅に減少することが予想されます。つられて株価も下がりそうですね。タイミングを誤って高値掴みすると大きな含み損を抱える可能性が高くなり、せっかくの優待割引や高配当の旨味もなくなってしまいます。株を買うタイミングには、くれぐれもお気を付けください!
まとめ
今回は、商船三井の株主優待をご紹介しました。冒頭でもお話しましたように、ボリューム満点で個人投資家にとても人気の銘柄です。
すこんぶも株式投資の目標の一つとして、いつかゲットしたい銘柄でした。それが今回、念願かなって大満足です。
にっぽん丸クルーズの割引券は年2回もらうことができ、次のチャンスは来年の3月末に巡ってきます(優待券が届くのはその約2~3ヶ月後です)。その時の海運市況にもよりますが、配当金もたくさん欲しいし、船旅も楽しみたい! という方がいらっしゃれば、1単元購入してみても良いかもしれません。
次の株主優待記事をお楽しみに!
(おわり)
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